
 |
- 建設地 : 沼津市日の出町389-2 及び424-1
- 敷地面積: 約4,800平方メートル
- 建築面積: 約3,300平方メートル
・プラザ棟: 約2,000平方メートル
・駐車場棟: 約1,300平方メートル
- 床面積: 約8,900平方メートル
・プラザ棟: 約6,200平方メートル
(多目的福祉施設: 約5,400平方メートル
夜間救急医療センター: 約800平方メートル)
・駐車場棟: 約2,700平方メートル
- 構造規模: 地上5階鉄骨造
|
『市民生活の基盤である家庭と地域社会が、共生と相互扶助の理念に基づき自立・連携してまちづくりに取り組むために、また「生涯を通じてだれもが住み慣れた地域で安心して暮らすまち」を実現するために、福祉・保健・医療の連携による地域福祉と健康づくりの新たな拠点として整備。』
(仮称)ぬまづ健康福祉プラザ整備基本構想より
(1)「活動」・「空間」・「運営」を考える市民参加
- 利用・運営検討会議の開催
- 未来へつながる対話のプロセス
- 継続的なワークショップ
(2)オープンプラン
- 活動を限定しない空間
- わかりやすい平面計画
- 将来のレイアウト変更に柔軟に対応
(3)やさしい建築
- 省エネルギー・省資源など環境に配慮(太陽光発電・雨水利用・屋上緑化など)
- 室内に自然を取り込み連続する活動空間を創出(各所にテラスやニワを設置)
- ユニバーサルデザイン・安全性の追及
- 災害等緊急時の安全の確保
(4)情報発信
- ソフト、ハード、ヒトによる情報発信
- 各所に情報発信スペースを設置
- 様々な活動が外部から見える演出
 |
- プラザ01(1階)
-
展示ギャラリーなどを配置
外部デッキ、喫茶コーナー等
学園通りに面した西側部分が多目的福祉施設、隣接する東側が夜間救急医療センターとなります。
多目的福祉施設のメインエントランスは西側で、南北にもサブエントランスを設けています。建物は、学園通りからセットバックさせ、外部デッキや情報板などで豊かな歩道空間を演出するとともに、通りから内部の様子が見えることで、市民が気軽に訪れることができるようにしています。内部には、総合案内、喫茶コーナー、展示ギャラリーなどを配置しています。
夜間救急医療センター(内科・小児科・外科)のメインエントランスは南側で、北側にもサブエントランス(救急車入口)を設けています。大規模地震災害にも対応できるよう、レントゲン室、操作室には床免震システムを採用しています。
駐車スペースは、施設南側の進入路に面し10 台分を確保するほか、敷地の一番東側に94 台収容の自走式立体駐車場を別棟で設置しています。
|
- プラザ02(2階)
-
健康増進室、情報スペース等
生きがい活動室、健康増進室、情報スペースのほか、相談機能を充実させるため4つの相談室とOAルームをはじめとする5つの会議室などがあります。
なお、立体駐車場から入館できるよう、デッキ通路を2箇所設けました。
|
- プラザ03(3階)
-
共用ミーティングコーナー
誰もが気軽に利用できる施設配置
中央に、誰もが利用できる共用ミーティングコーナーを配し、これを取り囲むように福祉ボランティア活動室、障害者支援活動室、地域福祉活動室などを設け、ワンフロアで一体的な福祉活動を可能とする施設配置としました。
なお、プライバシーや音を考慮して、会議室として使用できる共用ミーティングブースも配置するほか、約100団体分の共用ロッカーを設置しています。
|
- プラザ04(4階)
-
多目的ホール
300人収容の多目的ホールは、集会や講演会・音楽会のほか、可動椅子の収納により、室内での軽スポーツや体験実習なども行うことができます。また、多目的室は、主催者控え室や授乳室としても利用可能です。
|
- プラザ05(5階)
-
ふれあい交流室と芝生広場
子育ての相談・支援やボランティア実践の舞台となるふれあい交流室です。子供用トイレや手洗い、給湯、ベッドなどを設置し、お弁当を食べたり、ミルクをあげたりなど乳幼児や子育て中の母親、障害者にも優しい空間としました。また、南側と北側に芝生広場を設置し、子どもたちが自然に親しむことができるようにしています。
|
(1)外観
活動の様子が外部に見える
テラスやニワ
- 外部に活動の様子が見えます。
- 各所に設けたテラスやニワが建物に変化を与えます。
- 西側には西日をカットする竪ルーバーを、南・北面には視線を制御するルーバー手すりを設置しています。
- 日影に配慮し、建物4階と5階部分を南側へセットバックしています。
(2)構造
- ●基本方針
-
東海地震を想定した静岡県構造設計指針に準拠し、耐震安全性を確保しています。
- ● 架構
- フレキシビリティーに富んだオープンプランを実現するために、鉄骨構造を採用し、大きなスパンとしています。
- ● 基礎
- 杭基礎とし、地表付近での地震時の液状化を考慮して、杭上部に耐震性能に優れた鋼管巻きの既製杭を採用しています。
(3)機械設備
- ● 基本方針
- 地球環境への負荷を抑制するために、建物の負荷を効率的に処理します。
- ● 空気調和換気設備
- 天井高を確保し、オープンプランを活かすため、床吹出空調システムを採用しています。
- ● 給排水衛生設備
- 緑化部分の散水用として、ポンプやろ過設備を使用せずに雨水利用を行っています。
(4)電気設備
- ● 基本方針
- 使いやすさ(操作性)、省エネルギー性を考慮したシステムを採用しています。
- ● 自家発電設備
- 災害時を想定して自家発電装置を設置しています。
- ● 太陽光発電設備
- 自然エネルギーの有効活用を図っています。
|